衣類や家具、雑貨などの生地を商材とするテキスタイル部に所属し、ヨーロッパ市場向けの販売を担当しています。顧客となるのは、ヨーロッパのなかでもイタリアやフランスを中心としたハイブランドがほとんど。国内外の仕入れ先を回り、各ブランドが求める商材を探して提案します。ときに仕入れ先と相談して新しい生地をつくることも。年に5～6回ほど海外出張があり、2週間から1カ月は滞在して交渉にあたります。一定期間現地に滞在する中でお客様と単発で終わらない連続性のある商談を行っています。また並行して、新しいお客様の開拓を進めています。

伝統工芸のような少量生産で特殊なものではなく、基本的には品位の確立したマスマーケット用に十分な生産量を確保できる商材が対象なので、実は競合他社でも同じような生地を扱うことは可能です。そのため、ただ生地を用意するだけでは契約まで至りません。独自の風合いや機能など、その生地の持つ特徴がいかに各ブランド製品に合うのかをリサーチし、的確に伝えることで他社との差別化につなげます。その結果、ＧＳＩクレオスを選んでいただけたときにやりがいを感じます。また、自分の商品への想いやお客様に使っていただきたいという熱量が契約に結びつくことが魅力です。部署の仲間と相談して違う視点を加えることでもう一段階、難易度の高い大きな仕事ができることも。その上でポジティブな結果が出たときは純粋に「仕事が楽しい！」と思います。

就職活動を始めた当初は、繊維へのこだわりはありませんでしたが、繊維を取り扱う専門商社としてのＧＳＩクレオスは、その歴史に相当する強みと実績を持つと思ったのが志望理由です。また、商材が日常からかけ離れたものではなく、普段から人の肌に触れる身近な生地を扱う点にも惹かれました。実際に入社してから感じるのは、長い歴史に安穏とせず、常に新しい戦略を考えて次々と挑戦していこうという姿勢です。

昔からファッションが好きで、休日も服をよく見て回り、趣味と仕事が一緒になっています。個人的に好きなのは、古着も新作も見られる大阪の中崎町。ただ、マーケットリサーチを兼ねるときは、取引のある海外ハイブランドのショップだけでなく、量販店や日本のアパレルショップにも足を運んでいます。身近なファッションメーカーにできることを知ることで、ハイブランドにはない発想などを情報収集し、自分の引き出しを増やしたいからです。そうすることで、お客様に還元できるものがあると考えています。

テキスタイル部では、販売を専門とする営業業務と、貿易全般に関わり、納品までの管理を行うデリバリー業務がありますが、私は入社以来、ヨーロッパ市場での販売を担っています。初めての海外出張は、入社して１年目のイタリアでした。学生時代はサッカーをしており、好きなチームのあるイタリアはずっと憧れの国。卒業旅行もイタリアだったので、縁を感じました。先輩のなかには、ヨーロッパ市場を担当後、現在、アメリカに駐在している人もいるので、経験を積んだ後は希望すればいろいろな可能性があると思います。

私の仕事は、シンプルに市場やお客様に合った生地を販売すること。そこに可能性はたくさんあります。ヨーロッパには、私が担当している以外にも多くの国があり、新規開拓市場としてまだまだ期待できるからです。そのため、ＧＳＩクレオスの業績をさらに伸ばせるように、イタリアやフランスで培った仕事の進め方を活かし、まだ取引のない国の開拓も進めています。また、商材となる生地も世界中にレベルの高い品がたくさんあり、いつも驚かされています。こうした生地との新しい出会いを求め、実際に触れることで価値を見極める力も磨き続けたいですね。

自分のエネルギーを注ぎ込める大きな「器」でしょうか。新しいことに挑む社員をサポートし、評価してくれる懐の深さがあるからです。それは、社員一人ひとりにビジネスプロデューサーとしての期待をかけてくれているからでしょう。しかし、決して一人で孤独に業務にあたることはありません。いろいろな人を巻き込み、協働してビジネスを創り上げていく、そんなおもしろさに満ちた場所ですから。

部署にもよりますが、私の業務では英語が必須。最初から堪能でなくても、ある程度はできたほうが良いでしょう。また、ＧＳＩクレオスは穏やかな社風で、先輩後輩とのコミュニケーションが取りやすい環境にあります。そんななかでも常に成長を目指し、積極的に業務にあたる社員が多いのは、とても刺激的な日々です。皆さんが一生懸命に打ち込める業務がきっとあるので、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。