グローバルかつダイナミックに
世界を舞台にお客様をつなぐ

 

化成品部 営業課 宮本幸治

スペシャルティな商材で
付加価値のある営業をする

現在担当している仕事は?

国内・海外に向けて、化学品原料を販売しています。国内営業では、日本で知られていないような海外サプライヤーの原料を見つけて、日本の塗料・インキ・接着剤メーカーなどに紹介し、国内販売につなげる営業活動をしています。一方海外営業では、国内大手サプライヤーの窓口として、海外現地法人と共に販売提案をしています。オンライン商談やメールだけでなく、海外出張をして、現地メンバーと共に営業するケースもあります。

具体的に扱っている化学品原料には、スニーカーの接着剤やスマートフォンのインキなどのほか、環境配慮型や社会貢献型など、特徴的な商品・商材も多くあります。

仕事の魅力とやりがいは?

まずは化成品部が手掛ける事業がグローバルかつダイナミックであるという点です。化学品のビジネスは、世界中にまたがって展開されており、毎日必ず海外とのやりとりが発生します。そのため、仕事で足を運んだ国は15カ国を超えています。私は過去にアメリカのニューヨークに駐在した経験もあり、様々な人々、文化、商習慣に触れてきました。そのような経験を通して自分自身の価値観や視野が広がり、柔軟性や忍耐力なども身につきました。グローバルな環境を通して、人として成長していく実感が得られることがやりがいの一つです。

仕事をするうえで心がけていることは?

商社という立場上、原料メーカーとユーザーの間に入るビジネス形態がほとんどですが、両者の単なるメッセンジャーになるのではなく、私が間に入ることで橋渡し役となり、お客様同士が円滑にビジネスを進められるよう心がけています。

また、常に学ぶことも意識しています。化成品部が扱う商材は、誰もが知っているような汎用品ではなく、スペシャルティ製品の取り扱いが中心で、お客様が過去に試験したことがない原料も少なくありません。そのため、実際の営業活動においては、その製品の特長や利点や価値を正確に伝え、依頼につながるよう工夫を凝らす必要があるのです。

アメリカに駐在した経験が
現在の部署でも大いに活きる

入社後の経歴は?

私は中途採用で入社し、化成品部に配属されました。入社から3年半の間、国内営業と韓国市場の担当窓口を務めた後、入社当
時から希望していたアメリカの現地法人に2013年10月から2018年12月まで駐在しました。現地化成品部門では、主に日本か
ら輸入した化学品原料を担当し、ニューヨークを基点にアメリカ国内を飛びまわって営業していました。
アメリカ駐在中は、いかなる行動にも説明を求められるアメリカならではのロジカルシンキングと、ビジネス大国の第一線で
活躍してきた先輩方から学んだ、常に一歩先回りして営業に必要な準備を怠らない姿勢などを身につけられたかなと思いま
す。帰国後は再び化成品部の所属になりましたが、アメリカで学んできたことや人脈が大いに活かされています。

GSIクレオスを知ったきっかけと入社の決め手は?

入社の決め手は、採用面接の過程で接した社員の誰もが人柄がよく、良い印象を持ったこと。前職時代から海外、特に当時ヤンキースで活躍していて個人的にも大ファンだった松井秀喜選手のようにアメリカで活躍することが目標だったので、その機会が得られる環境だと思ったことも入社を決めた理由の一つですね。

所属部署の雰囲気は?

私が所属する部署は風通しが良く、明るく温かい雰囲気です。転職したからわかることですが、旧来の日本企業に見られる非合理的なルールや慣習に悩まされることがなく、柔軟性に富み、変化を恐れない組織だと思います。

また、化成品部はユニークな人が多いです。普段は各々の特長・武器を活かして担当業務を遂行していますが、チームとしては個々の武器がかけ合わされて、圧倒的なシナジー効果が発揮されています。「まずはなんでもやってみよう」をモットーに、全員が同じゴールに向かっているからでしょう。

インド市場でのビジネスを
現在の主要地域の水準にする

今後の目標や挑戦してみたいことは?

当社のケミカルビジネスをグローバルに見た際、販売量が多いのは欧州・北米・韓国になりますが、まずは私が担当するインド市場でのビジネス規模を、それらの地域と肩を並べる水準まで引き上げるのが目標です。実際にインドに行き、貧困地域の子どもたちを目にして以来、GSIクレオスが飛躍するだけでなく、私たちの仕事で貧富の差を解消できればいいなとも思うようになりました。

私たちが扱う商材は、最終ユーザーにとっては製品の一部であり、メインでないことがほとんどです。しかしそれらは、製品の耐久性を高めたり、見た目を良くしたり、製品の付加価値を高める必要不可欠なものです。ラーメンに例えると独自のうまみ成分でしょうか。主役は麺とスープですが、スープに店独自のうまみ成分がないと至高の一杯はできません。そんな付加価値をこれからも届け続けます。

あなたにとってGSIクレオスとは?

人生の半分を構築してくれた場所です。というと格好つけすぎですが、GSIクレオスへの入社が人生の転機となったことは間違いないです。心血を注いで仕事に取り組めているのは、念願だったアメリカ駐在を経験させてもらえただけでなく、たくさんの尊敬できる上司や同僚と出会い、鼓舞されてきたからです。

最後に就職活動を行っている学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

今は一つの企業で生涯働き続けることが、当たり前の時代ではないかもしれません。良い会社に入って、その会社が何をしてくれるのかを期待するのではなく、主体的に物事に取り組み、自分自身の価値を高め、どこでも通用する人間になることが必要です。しかし、そういう働き方をしていくことで、結果的に働き続けたくなるのではないでしょうか。

GSIクレオスでは、若いうちから多様な経験を積ませてもらえますし、挑戦を前向きに支援してくれる風土があります。学生の皆さんは、どうか柔軟さを持ちながらも、ここだけはぶれないという自分の軸をもって、就職活動を行ってください。

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