ブランドと工場を橋渡しする
総合プロデューサーとして

国内外を駆け回る

 

アパレル部 営業課 課長 嶋本佳史

目標をクリアするために仕事を進め
取引先の依頼をゼロから具現化する

現在担当している仕事は?

部下のマネジメントに加え、アパレル部のメインビジネスである子供服とレディース衣料のOEM※の営業をしています。お客様であるアパレル企業(メーカー)から「こういう商品を作りたい」と依頼を受け、お客様の要望に沿った製品を工場で生産し、納品する、いわばアパレル企業と工場の仲介の仕事です。

どのような環境で生産されているのか、納期スケジュール通りに生産されているのかを確認するために、定期的に生産地のASEAN地域にある工場に出張することもあります。

 

※他社ブランド(委託者)の製品を受託して生産するビジネス、または生産するメーカー(受託者)のこと。

仕事の魅力とやりがいは?

商社の仕事は、AIで代替することのできない人と人との血の通ったやりとりで成り立つ仕事で、商社が仲介するからこそいい商品ができると考えています。言い換えると「人(工場)と人(お客様)をつないでいる」という自負があり、お客様からの依頼をゼロから具現化できることが仕事の魅力です。服作りでは、ミシンを踏んだり、検品をしたりとすべての工程に人が関わるので、予測できないミスやトラブルが起こることもあります。アクシデントが起きたとき、どのように対処するかを考え、お客様に説明するとともに、ご納得いただいたうえで軌道修正できるかが、営業としての腕の見せどころであり、やりがいです。

仕事をするうえで心がけていることは?

社内外から信頼される営業パーソンであることです。お客様の期待に応えられる働きをしようといつも心がけています。そのためにも、お客様とのコミュニケーションは最重要です。スケジュール通りに指定の製品を納品するには、細かい確認作業がマスト。OEMというビジネスにおける営業の役割は、受注から生産管理、納品までの総合プロデューサーとも言えるでしょう。何が起きてもすぐに対応できるように、常に全体の進行を把握しています。

それでも問題が発生したときは、迅速に対応して解決することがとても大切です。以前、中国の工場が諸事情で稼働できなくなったときには、すぐに現地へ行き、サポートしたこともありました。

若手の提案に「NO」はなし
新規ビジネスの牽引に期待

若手社員の教育で意識していることは?

若手社員のモチベーションを大切にしています。なので、若手社員には早い時期から海外に足を運び、現地の生産背景を自分の目で見てほしいと思っています。ただし私たちのビジネスは、アパレル企業への企画提案だけでなく、貿易業務、納品後の代金回収など多岐にわたるため、その一連の流れをきちんと理解する必要があります。そこさえ理解していれば、若手の提案は大歓迎。私がNOと言うことはありません。

すでに当社には、自ら提案したビジネスを主導し活躍している若手社員がたくさんいます。

若手社員には、挑戦を歓迎する風土の中で、周囲の先輩にアドバイスをもらいながら、自分のやりたいことにどんどん挑戦してほしいですね。

GSIクレオスを知ったきっかけと入社の決め手は?

私は知人の紹介で中途入社しました。前職も繊維系の企業でしたが、生地を販売するだけの業態だったため、その将来性に不安を覚えていました。GSIクレオスは同じように繊維を扱う企業でも、商材が豊富で、商社として新しいビジネスを展開している点に強く関心を持ちました。

そのときに面談してくれたのが前部署の上司なのですが、入社前にもかかわらず、熱い話をしてくれました。人として信頼できると感じたことに加え、厳しくストイックに仕事に向かう姿勢にも魅力を感じました。この人とともに働き、自分も成長したいと思ったことも、入社を決めた理由の一つです。

グローバル企業だからこその戦いの場で
自分らしく働ける道を作る

GSIクレオスの社風や所属部署の雰囲気は?

課員は、やるべきことを自分で判断して素早く行動できる、能動的な人が多いです。

というのも、当たり前のことですが、既存取引がいつまで続くかは、お客様の都合もあり誰にもわからないからです。なので、常に新規取引を念頭に置いて行動する必要があります。

その一方で、仕事一辺倒ではなく、オンとオフをしっかり切り替えている人が多い印象です。仕事の後や休日は、それぞれ趣味に没頭したり、家庭のある人は家族と過ごしたり、自分の時間を楽しんでいるようです。それをまた仕事へのエネルギーに換えているのではないでしょうか。

今後の目標や挑戦してみたいことは?

私の部署は、商社としてブランドと生産工場の橋渡しをするのがメイン業務ですが、現状維持ではいけないと考えています。

事業環境は刻々と変化しており、同じことをしているだけではビジネスは成長していきません。現在は国内での取引がほとんどですが、より広い販路が海外にあり、そこに大きな可能性があると思っています。私たちにはすでに製品を形にするノウハウと実績があるので、それを活かしつつお客様とも連携しながら、もっと広く海外に進出する方法を模索していきたいです。

あなたにとってGSIクレオスとは?

「修業の場」です(笑)。決してつらい環境というわけではなく、チャレンジングな仕事で成長できる場という意味です。実際に入社してから幾度となく難局を乗り越え、今の私がいます。

自分の発言に責任を持つとともに、目標達成するために先頭に立つ覚悟を持って日々過ごしています。トラブル対応や海外との交渉など、楽しいことばかりではありませんが、そういった場面では自らが出向き、部下にはその姿勢を見せたいと思っています。

最後に就職活動を行っている学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

就職活動は、今後の人生を決める大事な岐路です。悔いのないようにやり切ってください。私たちはアパレル企業との取引があるので、華やかなイメージを持たれる人もいると思いますが、商社は基本、縁の下の力持ち。自分のやりたいことと本当にマッチしているのかどうかよく考えてみてください。GSIクレオスは、他部署とのつながりがあり、連携してオーダーを受けることもあります。多彩なスキルを身に付け、お客様を巻き込んで新しいことにチャレンジする気概のある人と、ぜひ一緒に働きたいですね。

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