1. サステナビリティ推進体制

 GSIクレオスグループは、「次代の⽣活品質を⾼める 事業の創造者として ⼈びとの幸せを実現する」というパーパスのもと、「社員とともに」「株主とともに」「取引先とともに」「市場とともに」「地球環境のために」「会社組織のために」という6つの経営理念を掲げ、すべてのステークホルダーとの共存を目指して事業活動を行っております。

 

 当社グループは、気候変動をはじめとした地球規模の環境問題への配慮、人権の尊重、従業員を含む全てのステークホルダーへの公正・適正な事業活動など、社会や企業のサステナビリティを巡る課題解決を事業機会と捉え、これに向けた取り組みを推進するため「サステナビリティ委員会」を設置しております。

 

 当委員会は、社長執行役員を委員長とし、事業部門および管理部門統括役員、経営企画部長、人事総務部長、財経部長、事業戦略室長を委員として構成されており、サステナビリティ委員会にて決定した内容については、管理部門統括役員より直接取締役会にて年に4回報告されます。

2. GSIクレオスグループのマテリアリティ

 当社グループは、「次代の⽣活品質を⾼める 事業の創造者として ⼈びとの幸せを実現する」というパーパスのもと、事業創造型商社として新しい価値を創造し続けるとともに、ESG経営の推進により、社会課題の解決とその先にある人びとの幸せの実現に取り組んでおります。

 

 サステナビリティ委員会では、中期経営計画に掲げるESG経営の推進に向けた3つの重点施策「サステナブル事業分野への積極的投資」「人材の充実と新しい働き方の推進」「実効性の高いガバナンス体制の強化」を踏まえて、当社グループに関係する課題を抽出し、「事業を通じた社会課題の解決」および「社会課題解決のための経営基盤強化」の2つの側面から分析を行い、当社グループのマテリアリティ(重要課題)を特定いたしました。

 また、特定したマテリアリティについて、現在の事業環境や経営環境を踏まえ、取り組むべき施策をまとめました。

マテリアリティ①

「環境と調和する豊かな社会の実現」のために、当社グループが注力する「環境」「生活・健康」「エネルギー」分野におけるサステナブルな事業を通じて、気候変動対応や循環型社会の実現に貢献します。

マテリアリティ②

「人材の充実と新しい働き方の推進」のために、教育制度の充実化、グローバルかつプロフェッショナルな次世代リーダーの計画的育成、ITを活用した業務オペレーションの効率化などを推進することで、グループ社員全員が活躍できる環境を整備します。

マテリアリティ③

「実効性の高いガバナンス体制の強化」のために、監督と執行の分離体制の更なる強化により、経営の透明性・公正性を確保することで迅速な意思決定を行う基盤となる強固なコーポレート・ガバナンス体制を構築するとともに、ステークホルダーに向け適切な情報を開示していきます。

 当社グループは、マテリアリティへの取り組みを推進することで、中長期的なグループの成長と持続可能な国際社会の実現を目指してまいります。